大学職員のキャリアパスについて考えてみる

2016-12-24

大学職員

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今日はクリスマスイヴですね。みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

さてこの頃、大学職員の記事を書いている7091ですが、大学職員の仕事には、多種多様な業務があります。
本部や部局(各学部・研究科等)における様々な仕事。
教育支援、研究推進、社会貢献、そしてそれらを支える組織運営等々。
そしてそれらの組織が関わるステークホルダーも異なります。
時代の変化とともに、大学での職場の役割が変化し、それにより各部局の業務範囲、業務の質も変化してきているのが現状です。
7091の経験から申し上げますと、ざっくり大学職員の仕事を大きく分けると、管理部門と教学部門に分けることができます。


管理部門とは?

総務部、財務部、人事部、広報部、入試部、施設部、学長室、図書情報部、情報システム部、各研究機関センター等の部門があります。
こちらの部局の役割は様々ですが、大きく言えることは、組織全体の管理に関わる業務が主(管理業務ですからね。。)で、事務、経営に直接携わる役割等を担っております。

教学部門とは?

学生部、学務部、就職部、国際交流部等の部門があります。
こちらの部局の枠割も様々ですが、こちらでの部門で管理部門と大きく異なる点は、「学生」と直接関わり、学生支援を中心に業務を担っていることが言えます。
こちらでは学生と直接接する部署ですから、当然学生から評価される立場でもあります。
クレームも直接受けます。。。

前回の記事、大学職員という仕事を改めて考えてみるでは事務職員のキャリアパスについては詳しく述べませんでしたが、ここではキャリアパスについて考えてみたいと思います。

大学職員のキャリアパスについて

7091が考えるキャリアパスは入職当初7年~10年の間に上記で説明した管理部門と教学部門の両方を経験する事が必要だと考えます。
その理由は、管理部門と教学部門ではコアになるステークホルダーが異なるため、業務内容も全く異なる部門であるため、両方の部門を経験することによってステークホルダーに対して見る視点や視野が広がるためです。

こちらはとても大きな要素です。
大学職員に新卒採用になった方でも、全ての人が管理部門、教学部門両方を経験できるとは限りません。
かくいう7091も管理部門に関しては広報部経験のみですから正直、キャリアパスとしては厳しいと言えます。

人事制度が確立されているか

人事制度に関しては、今後詳細に述べていきたいと思っておりますが、その中で職員のキャリアパスを制度として取り入れている大学が現在は増加しております。
7091の職場においても、人事制度を導入しておりますが、キャリアパスいわゆる、「異動・配置」の制度に関しては現在の所、運用されているとは言えないのが現状です。
しかし、この異動・配置の制度が確立すれば、きっと勤続10年の間に関しては、管理部門、教学部門の両方を経験できる職員が殆どになることでしょう。
がしかし、その制度はきっと制度確立後の新卒者からになるでしょうから、7091は該当しなくなってしまいますが。。。(残念。。。)
そのくらい管理部門・教学部門の両部門を若い時に経験しておくことは重要だと考えるのです。

※キャリアパスとは経営学用語の一つ。企業においての社員が、ある職位に就くまでに辿ることとなる経験や順序のこと。また個人の視点からは、将来自分が目指す職業を踏まえた上でどのような形で経験を積んでいくかという順序・計画を指す[1]。
企業側から見たキャリアパスでは、中長期的な計画の上で、社員はどのような経験を積み、どのような能力を身に着けるかなどといった事柄を明確にする。このようなキャリアパスを示すということで、社員は自己の目指すべき道というものを考察できるようになったり、モチベーションを向上させるといった事柄が期待できる。
一方で個人から見たキャリアパスには、所属企業での職務から得られる経験以外に自己啓発等により得られるスキルが含まれる[1]。そのため状況によっては、転職により複数の企業を渡り歩くことや、必要に応じて大学等の教育機関に戻り教育を受け直すことも選択肢となりうる。
(Wikipediaより)


まとめ

今回は管理部門と教学部門について、そしてキャリアパスについて述べてみました。
大学職員の業務は以前から述べているように、業務範囲が広いために、どのようなキャリアを積めるかは、一人ひとり異なります。
そのことを承知の上で、自分の強みや弱みを把握し、どの部署で自身の力を発揮できるか。仮に希望ではない部署に配属となってもどうやってやりがいを見出せるかは職業人生においてとても大きな問題であると7091は考えます。

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では、メリークリスマス!

7091

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